実際に滑ってみる
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スキーボードで実際に滑ってみる
スキーボード、ファンスキーを始めるために必要なものを準備したら、後は実際にゲレンデに行くだけです。頑張ってくださいね!
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と、慣れている人であれば問題ないかと思いますが、初めてだったり回数が少ない方は『スキーをしにいく』と言うのは非常にハードルが高い行為であり、興味があっても何となく心理的抵抗や遠慮があると思います。
そのような気持ちは初めて何かにチャレンジすることに対して誰でも感じる気持ちなのです。でも経験を重ねるていくうちのそのような抵抗感が薄れていきます。誰でもそんな初めてならではの気持ちがあったはずなのですが、抵抗感が薄れるうちに初めてのことを忘れてしまい、初めての人の気持ちや心理を汲んであげることが難しくなりがちです。
スキボダGJの動画などを見てスキーボード、ファンスキーに初チャレンジすると言う決心をしたけども、心のどこかにそんな抵抗感がある方のために、初めてのスキボはどうすればいいのか?普通のスキーと何か違うことが必要なのかを解説していきたいと思います。
- トイレに行っておく
- 準備体操、柔軟運動
- スキボ板を履いてみる
- その場で足踏みしたりそのまま歩いてみる
- 滑走の基本姿勢の確認
- スキボを履いたまま斜面を登ってから滑ってみる
スキボを履く前の準備
トイレに行っておく
子供みたいなことを、とお思いの方もいるかと思いますが、慣れた方でもすべての準備が終わって『さぁリフトに乗ろう!』と言う時に突然トイレに行きたくなったりします。
慣れていない方は緊張感があることでしょうから、尚更突然トイレに行きたくなるかもしれません。あまり行きたくないと思っていても日頃慣れた行動をするだけで知らず知らずのうちに何となくリラックスするものです。
まずはゲレンデに出る前にトイレに行っておきましょう。
準備体操、柔軟運動
次の段階は準備運動です。スキーボード、ファンスキーに関わらず全てのスポーツにおいて準備体操は非常に重要です。普段は行わないような激しい動きを突然行うと肉離れや痙攣などの原因ばかりになるだけではなく、心臓にも負担がかかり立ちくらみやめまいのような症状を引き起こすこともあります。
また足や膝周りなどを中心に全身の柔軟も忘れないようにしてください。ここでしっかり柔軟を行うことにより、怪我の防止だけでなく翌日の筋肉痛の軽減にも繋がります。滑り終わった後は酷使して強張った身体をよくほぐしてやると更に効果倍増です。
スキボを履いてからやること
スキボを履いてみる
しっかりと準備体操、柔軟運動を行ったら早速リフトに、、、ではなくて、まずはその場でスキボを履いてみます。周囲にある程度スペースの余裕があるところに移動してスキボ板を履いてみてください。
慣れている方であればどうと言うことがないスキボの脱ぎ履きでも、多くのスキボに採用されている固定式ビンディングは初めての方にとっては慣れが必要かと思います。
リフト前などでまごつかないように、予め板の脱ぎ履きの練習をしておくことは決して無駄ではありません。
その場で足踏みしたりそのまま歩いてみる
初めての方はスキボの短さに慣れるために足踏みや歩行動作などを行ってみてください。
足踏みや歩行動作を体験してもらうことにより、普通のスキーと比較してスキーボードは非常に軽く、扱いやすいであろうことがお分かりになるかと思います。目で見て何となく理解をしていても、実際にこうした動きを体験してもらうことによりスキボへの理解は徐々に深まり、普通のスキーとは違うと言う事が無意識に身体に刷り込まれていきます。
滑走の基本姿勢の確認
次に滑走の基本姿勢を確認してみましょう。なお、滑走についてを言葉や文字で伝えるのは意外と難しく誤解を生じさせる可能性があるので、スキボダGJでは姿勢と簡単なコツを語るに留めておきます。詳しく知りたい方は別途調べていただくか、イベントに参加していただければ、詳しく解説する機会があるかと思います。
さて基本姿勢ですが、足や腰などから手の位置、目線までは細かく挙げるとキリがありません。身体の部位をどのように意識して、どのタイミングでどのように荷重をかけたり動かしたりするかなど、簡単に見える滑走動作は日常生活では行わない複雑な動きの連続です。これらは一朝一夕で身につくものではありませんが、そう言った形の真似をして意識するだけでも実は結構効果があるものなのです。
ではどうやってその姿勢を取るかですが、スキボを履いたままその場でなるべく高くジャンプしてください。そして着地するときに大げさに膝を曲げて着地のショックを吸収してください。ジャンプするときのコツは真上よりもほんの気持ちだけ前方に向かうイメージです。
スキーブーツとスキボを履いたままでは足首を使ってジャンプすることが出来ないので足裏全体で踏み切り、膝や腰の伸び縮みの反動を使ってジャンプしていると思います。着地するときには後方に仰け反らないように足を肩幅よりもやや狭いくらいで開き、腕を軽く前に出してバランスを取ってください。目線は飛ぶときも着地するときも常に前方です。胸を軽く張ったままでジャンプをして下を向かないようにしてください。
これを何度か繰り返してみてください。スキーブーツとスキボを履いたままでは飛んだと言う実感は少ないでしょうが、何度か繰り返して後方に仰け反らず、かと言って前につんのめる事もなくしっかりとその場でジャンプして着地したその体勢!その体勢が滑走の基本姿勢なのです。
正しい姿勢になっていれば、足裏はかかとからつま先でもなく満遍なく接地していてどこかが浮いていると言うことはないはずです。脛はブーツに触れていて胸を張り目線は真っ直ぐ前方、肩の力は抜けています。頭のてっぺんから真っ直ぐな棒が身体の中を通っているようなイメージの体勢になっていると思います。
この姿勢は維持し続けるには結構辛い体勢なので、多少膝を起こすなど楽にしても大丈夫ですが、これが滑走の基本姿勢です。いきなりこの体勢のまま滑るのは大変かと思いますが、ぜひ覚えておいてくださいね。
スキボを履いたまま斜面を登ってから滑ってみる
スキーボード、ファンスキーは普通のスキーよりも板が短いため、板の中心にしっかりと荷重をかけることが重要です。
と、言葉にすると非常に難しいように思えますが、実際に体験してみるとさほど難しいことではないのです。それを体験してもらためにいきなりリフトに乗ってゲレンデを滑るのではなく、自分で斜面を登り滑ってもらいます。
自分で斜面を登ることにより、自分でこれくらいの斜面であれば大丈夫と言う判断がつき、自分で大丈夫だと思える斜面だから斜面や速度に怯えることなくスキボに対する荷重位置を確認してもらえると思います。
前述の基本姿勢を意識して、その体勢や荷重の位置などをしっかり意識して滑ってみてください。もし腰が引けるなどして荷重が中心以外にある場合には、板の短さのために板が雪面に対してすっぽ抜けてしまうかと思います。もしそうならないのであれば現時点では特に問題なく滑れていると言うことになります。
この荷重位置の確認はメンタル的な自信にも繋がることであり、スキーボードと言う板の短さに対して不安がある方にはぜひ行っていただければと思います。
実際に滑ってみる まとめ
さて、いかがだったでしょうか?普通に滑れる方にとっては恐らく拍子抜けする内容だったかと思います。
しかしウインタースポーツでスキボを選択してくれた方の全てが滑走経験があるとは限りません。動画などを見て『あのトリックをやってみたい!』と言う思いで他のギヤからスキボを始めた方もいるかと思います。
元々ゲレンデでは少数派であるスキーボード、ファンスキーは、実際に体験しなくては魅力を理解することは難しいと思います。その魅力を感じる前に挫折されてしまうのは我々としては寂しい話です。そう言ったことがないようにスキボダGJでは今後も初心者の方もサポートしていきたいと思っています。