滑走やトリックの覚え方
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スキボの滑走やトリックの覚え方
スキーボード、ファンスキーは初心者でも比較的簡単に滑れるようになります。板が短くて軽いので取り回しがしやすいため、何となく滑っていても何とか滑れるようになっていきます。
しかしそれは我流の滑りなので、どうしてもどこか不恰好なことが多いです。スキボは楽しく滑れればそれが一番なのですが、やはりどうせなら綺麗に上手に滑りたいものですよね。
それに加えてスキボのグラトリはスキボならではの独特の動きのものが多いので、さまざまなグラトリをやってみたいけどどうすればいいの?どこで習えるの?そもそもどんなグラトリがあるの?など、疑問は尽きないと思います。
滑りを教えてくれる場所と言えばゲレンデなどに併設されているスクールなのですが、実はスキーボード、ファンスキーを教えてくれるスクールはほとんどありません。全てのゲレンデを確認したわけではありませんが、恐らくないと言っても差し支えはないでしょう。
中にはスキーボードでも対応してくれるスキースクールもあります。しかしそれはあくまでも普通のスキーの滑走の教えてくれるのであって、スキーボードの滑りやグラトリを教えてくれるわけではありません。
スキーボードの滑りにおいて、スキースクールの受講でもある程度は役に立つかと思います。しかし普通のスキーとスキボとはどうしても勝手が違いますし、そもそもスキボでは受講自体を断られてしまうこともあります。
またトリック類について目を向けると、エアトリックやジブトリックなどフリースタイルスキーなどと共通のトリックであれば、フリースタイルスキー向けのスクールやレッスン会で教えてもらうことが出来ます。
しかしスキボならではのグラトリとなると、やはりこれを教えてくれるところは皆無です。
それではどうすれば良いのでしょうか?その方法を挙げていきたいと思います。
- 動画やDVD、雑誌などを参考にする
- ゲレンデでやりたい動きを観察する
- スキボダGJなどのスキボイベントに参加する
- スキボブランドの練習会に参加する
- お薦め動画紹介
見て学習する
動画やDVD、雑誌などを参考にする
多くの皆さんはこの方法でさまざまなトリックを見て、それを習得しようと練習を重ねているのだと思います。今のようなスキボダの交流の場が出来る前はこの方法が一番主流であり、ほぼ唯一の手段でありました。
この方法一番のメリットは滑りに行かなくても出来ることです。動画やDVD、雑誌などを穴が開くほどじっくりと見て、解説されている動きを実際にやってみる。これの繰り返しだけでも身体にその動きが染み付いていきます。
しかしただトリックの動きだけを真似するだけではいけません。
- どこに重心を置くべきか?
- どのように動きをつなげるか?
- やりたいトリックをやる前の動き、やった後の動きはどうなるか?
など、やりたいトリックだけではなくその前後の動きにもしっかりと注目して、スキーボードのトリックとは滑走の中で行うと言う意識を忘れないようにしなくては実践することは難しいかと思います。
この方法で練習を重ねる場合には練習の成果を雪上に持っていくことを十分に意識して、特にトリックに入る前や終わった後の荷重移動や体勢移動などの動きまで十分に意識するようにしてください。
ゲレンデなどでやりたい動きを観察する
ゲレンデにおいて人口が少ないスキボですが、スキボのトリックはスキボだけから学べるものではありません。スキボの動きの自体は独特なものが多いですが、トリックのヒントは色々なところにあるものなのです。
例えばインラインスケートやフィギュアスケートなどからトリックを取り込んでみたり、日常のちょっとした動きを滑りながらやってみるなど、何気ない工夫が新しい可能性を広げてくれるかもしれません。
また滑走と言う点に目を向けると、例えば普通のスキーの滑走はスキボの自由な滑走と異なる面もありますが、荷重移動など学ぶべきものは決して少なくありません。
昔から技術は目で見て盗め、と言います。
街やゲレンデで見かけた自分にとって参考になりそうな動きはスキボに限らずどんなものでもじっくりと観察して、その動きなどを真似してみましょう。目の前にお手本がいるわけですから、何度か観察と練習を繰り返すと意外とすんなりと動きがトレース出来るようになっていくかもしれません。
身体を動かして覚える
スキボダGJなどのスキボイベントに参加する
大勢のスキボダが集まるイベント、スキボダGJなどのスキボイベントに参加してスキボ仲間を作り、彼らの滑りやトリックを参考にすると言う方法もあります。
スキボダGJやその他スキボイベントに参加しているスキボダは比較的最近スキボを始めた方からスキボ歴10年を超える人までいます。そう言った人たちの得意分野とする滑走は実にさまざまです。
そんな人たちと一緒と一緒に滑ると言う事は目の前にスキボのお手本がいるようなものです。前項で挙げたとおり、彼らの滑りを見ているだけで色々な刺激を受けると思います。
また昔からスキボをしている人は新しいスキボ仲間を常に求めています。自分がやりたい滑走やトリックを明確に伝えて、それらを実現するためにどうすればいいかアドバイスを求めれば、きっと良いヒントを与えてくれると思います。
但し彼らは先生でもなければ教えることを生業にしているわけではありません。彼らもスキボを楽しむためにイベントに参加しています。スキボ仲間を増やすために快く色々なアドバイスを与えてくれるでしょうが、そのために貴重なの滑走時間を割いてくれていると言うことを忘れてはいけません。
色々と話を聞いて早く上達したいでしょうが、ただ教えを乞うだけではなく、まずはスキボ歴が長い人たちと一緒に遊んでスキボを楽しんでください。その中で彼らの滑りを観察して、興味を持ったこと、疑問に思ったことなどを聞いていけば、快くアドバイスや見本などを示してくれると思います。
上手くなろうと貪欲に技術を求めるのも必要なスタンスではありますが、上達への一番の近道は技術の上手い下手に関わらずスキーボード自体を大いに楽しむことです。
好きこそものの上手なれ
好きなことは上手に出来るように、と言う内容の諺です。でも楽しむために上手になるのではありません。楽しんでさえいれば繰り返し何度もやりたくなり、何度もやるから自然と上達するのです。
お薦め動画紹介
スキーボード、ファンスキーを覚えるため、楽しむためのおすすめ動画を何点か紹介しますので、お時間がある方はご覧ください。
スキボダが覚えた方が良いスキーボードのベーシックグラトリ6選【ファンスキー・スキーボード】
お題グラトリ合戦Z!2020.12.30ふじてん【ファンスキー・スキーボード】
【ファンスキー・スキーボードPV】グラウンドトリック&スキボの魅力紹介
滑走やトリックの覚え方 まとめ
スキーボード、ファンスキーは初心者でも比較的簡単に滑ることができるようになるため、スクールやレッスン会などの需要は全体的には少ないように思えます。
需要と供給のバランスを考えると仕方がないことかもしれませんが、滑走やトリックをしっかり習得すると言うのはスキボを楽しむためにも大事なことなので、これらの方法を駆使してしっかりと学びたいものです。