スキーボードと保険
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スポーツ保険のススメ
スキーボードに保険は必要?
スキーボードは手軽で操作しやすい分、グラトリをはじめとする激しい動きも比較的容易に行えます。そのため滑走だけではなくキッカーやジブなどのパークを楽しむスキボダも多いと思います。しかしそう言った激しい動きを行う機会が多くなると必然的に怪我をする可能性が高くなっていきます。
自由に楽しめるのがスキーボードの魅力でもあり醍醐味でもあるのですから激しい動きをすることは全く否定しません。でもせっかく自由に楽しく滑っているのにケガをしてしまっては台無しだと思いませんか?
怪我をしないためにはたくさん滑ってスキーボードに慣れ、自分の中の習熟度や危機回避能力を高めていくしかありません。またプロテクターやヘルメットなどの防具で身体を保護するのも有効な手段でしょう。
しかし怪我と言うものはどれだけ注意しても、その可能性はゼロにはできません。それは自分の不注意や力量不足に起因するものであるかもしれませんし、他者の衝突などの自分の力量とは全く関係のない不運な事故の場合もあるかもしれません。
いずれにしてもスポーツをしている以上、どんなに気をつけても怪我をすることは仕方がないことだと思います。
スキーボードだから怪我をしやすいと言うわけではありません。スキーボードはウインタースポーツの一つであり、スポーツである以上、怪我をしてしまう可能性はゼロではないと言うことなのです。
だからこそスキボダGJでは、プロテクターやヘルメットなどの保護防具の装着と共に、いざと言うときに備えてスキー向けのスポーツ保険の加入を推奨しています。
スキーボードだから保険が必要なわけではありません。スポーツだからいざと言う時に備えて保険が必要になるのです。
スポーツ保険に加入して万が一に備える
『スキーで保険とかお金の無駄』そう思う方もいるかと思います。
なるほど分かります。自分の怪我や道具の破損であればある意味自業自得と納得することも出来るかと思います。またどんな保険に加入していたとしても使うことがなければ確かにお金の無駄と言えてしまうかもしれません。
しかし自分だけではなく他人に怪我をさせてしまったら?と考えたことがありますか?
- 万が一誰かの道具を壊してしまったら?
- 万が一誰かを怪我させてしまったら?
- 万が一怪我のせいで後遺症が残ったら?
これらに対する補償を行う際、金銭的負担はどれくらいになると思いますか?簡単にざっくりと考えたとしても誰かの道具を破損させてしまったら少なくとも数万円の弁償費用が発生します。またケガであれば完治するまでの病院への通院費を含めた治療費が十数万円、後遺症などが残った場合には個人ではとても払いきれるものでありません。
スキーなどを対象としたスポーツ保険は加入する保険会社や内容にも寄りますが、予め対人や対物に関しても補償されるプランがセットとなっています。つまり保険に加入すると言うのは第三者に被害を与えてしまった時、被害者に対する金銭的補償責任を負う際の助けとなると言うことなのです。
スキーは個人の技術にもよりますが初心者であっても20~30キロ程度の速度は容易に出すことが出来ます。人によってはそれ以上のスピードを出すこともたやすいでしょう。そしてゲレンデにはそんな速度で滑っている人が大勢いるにも関わらず、道路のように速度や滑走方法などを規制するものが何もありません。
またスキー板のエッジは言い方を変えれば刃物と同じです。ウェアなどを着込んでいるとは言え、スキーをすると言うことは刃物に身を晒していると言うことに近いものがあるんです。
例えば、車の運転で信号がない交差点を躊躇なく横切れますか?歩行者の間近を猛スピードですり抜けることに躊躇はありませんか?
車とスキー、全く違うようでいて速度を出すという点では同じなのに、一方はしっかりと教育を受け免許証と言う許可を得て走行するのに対して、もう一方は何の教育も受けずに思うがまま滑走することが出来るのです。
例え自分は十分に注意していたとしても、周囲の人はどのように考えて滑走しているか分かりません。周囲の人の技量が自分よりも上であろうが下であろうが、彼らが善良な人であると言い切れない限り、些細なことであっても重大な結果を招いてしまうことになりかねないのです。
分かりやすいように敢えて偏見に満ちた例え方をしましたが、内容としては間違ってはいないと思います。しかし敢えてこのように考えたとしたら、本当に保険は不要だと思いますか?
備えあれば憂いなし
スキーボード、ファンスキーにおける保険と言うのは、正にこの言葉がぴったりなのです。いざと言うとき、万が一のときには保険代の比ではないレベルの金銭負担が発生します。
確かに使わなければただの無駄となってしまうかもしれませんが、万が一の際の安全・安心のためにも、ぜひこの機会に保険の加入を検討してみてください。
保険の種類
スキーボードなどのウインタースポーツを行う際に加入したほうがよいスポーツ保険ですが、その種類は実にさまざまあります。全てを網羅しているわけではありませんが、その一部をご紹介いたします。
医療保険・傷害保険
実際に保険の加入を検討しようするとどんなものがあるのか?或いはどこの保険が良いのか?など判断に迷うことが多々あると思います。保険にはさまざま種類がありますが、スキーボードなどを対象にしたスポーツ保険とは分類としては医療保険もしくは傷害保険になります。
医療保険や傷害保険とはスポーツやレジャーなどに関わらず、日常生活においての自分自身の怪我全般に対して補償される保険です。補償される金額は加入しているプラン、怪我の度合い、通院や入院の日数、手術の難易度などに応じて大きく変わりますが、軽い怪我から骨折や靭帯断裂などの重大な怪我の場合などで幅広いケースに対応して補償を受け取ることができます。
スポーツ保険と聞くと特別な保険のように感じるかと思いますが、医療保険や傷害保険と言い換えると理解しやすいかと思います。スポーツ保険とは医療保険や傷害保険であると考えれば、恐らく大部分の人は生命保険と並んで何らかの保険に加入されているかと思います。
それでは既に保険に入っている方はスポーツ保険に入らなくても良いのでしょうか?
これは正直に言って何とも言えないところです。
既に加入されている保険のプランであったり、補償対象であったり、免責であったりと、加入プランにより現在の保険で十分であるかもしれないし、補償面等で不安が残るところがあるかもしれません。
例えば今皆さんが加入している保険は自分自身への補償はある程度充実していると思います。しかし第三者に怪我などを負わせて締まった場合の補償はどうなっていますか?
保険加入時は自分自身へのサポートを主として加入している方がほとんどだと思います。それ即ち第三者への補償と言う観点ではあまり検討されていないと言うことです。
スポーツ保険の加入は自分自身が受傷した時はもちろんですが、第三者に対する万が一の時のために検討するわけですから、お使いの傷害保険をスポーツ保険として利用されるのであれば、第三者への補償を充実させなければいけません。
現在加入中の傷害保険にそのようなプランがあれば、それを追加することでスポーツ保険の代わりとするのも良いかと思います。この機会に一度自分が加入されている傷害保険のプランを再確認してみてくださいね。
また今の傷害保険とは別にスポーツ保険の加入を検討してみるのも有効な手段です。スポーツ保険については次の項目で解説します。
スポーツ保険と医療保険の違い
『スポーツ保険』で検索すると、恐らく多数の保険会社が提供するスポーツ保険がヒットすると思います。そのほとんどが前述した医療保険や傷害保険ではなくて、スポーツに特化した保険、スポーツ保険だと思います。
前項ではスポーツ保険とは医療保険や傷害保険に分類されると言いましたが厳密には違います。ケガなどの障害に対する補償と言う面だけであれば同じなのですが、スポーツ保険とは自分自身への補償に加え、下記の特約が付与されているものを指します。
- 賠償責任特約
- 携行品損害特約
- 救援者費用特約等
簡単に説明すると以下の通りです。
賠償責任特約・・・自分以外の第三者にケガを負わせてしまった時や、モノを壊してしまった時の補償
携行品損害特約・・・スキーボードの板やカメラなど、スポーツやレジャー中に使用している道具の破損、紛失、盗難などに対する補償
救援者費用特約等・・・スポーツやレジャー中に搭乗している航空機や船舶が行方不明または山などで遭難した場合の捜索費用や親族の交通費などの補償
但しそれぞれに免責事項が設けられていたり、別途要件などがある場合があります。また保険によっては上記3点の他にも補償がついていたり、逆にいずれかがオプション扱いとなっているものもあるかもしれませんので、保険の加入時には確認が必要です。
ともあれ、これらのようなスポーツに関わるいざと言う時の金銭的負担を補償してくれるのがスポーツ保険なのです。
その他の保険について
スキーボードやスキー、スノーボードなどのウインタースポーツを対象にした保険はスポーツ保険に分類されるのですが、スポーツ保険の中にはちょっと変わったものがいくつかあります。スキーボード向けの保険とは関係ないのですが雑学の一環として参考までに紹介します。
ゴルフ保険
スポーツ保険の中でも一風変わっているのはゴルフ保険です。ゴルフ保険は一般的なスポーツ保険と同様に自分自身の障害や第三者への賠償責任、携行品損害が付与されています。またゴルフをプレイしている中で遭難することはありませんので救援に関する特約は付与されていません。
その代わりゴルフ保険独特の内容として、アルバトロスやホールインワンをしたときの費用についての補償が設けられています。
紳士のスポーツとも言われ、スコアなどで内容がしっかりと記されるゴルフだからこその面白い内容なのかもしれませんね。スキーボードでもグランドトリック保険とかあれば面白いと思いませんか?(笑)
山岳関係の保険
山岳関連の保険などはスポーツ保険の中でも特に救援費用関連が充実しています。
万が一の山で遭難した場合、救助や捜索の費用は想像以上に莫大なものになります。側索規模にもよりますが、捜索にヘリを用いると数十万円。捜索人数一人当たり日当数万円×人数分などなど。これらが全て請求されてしまいます。
一般的なスポーツ保険では、危険度が高いとされているスポーツは対象外とされていることが多いですが、その中には遭難等の恐れがある登山も含まれていることが多いです。
山岳関連の保険では補償が適用されるされることはもちろんですが、救援関連の補償が充実しており、山登りなどのハードな登山をされる方はもちろんですが、スキーの中でもバックカントリーなどを行う方にとって山岳関連の保険は必須とも言えます。
自動車保険
スポーツ保険とは離れますが、保険と聞いて真っ先に思い浮かべる最も身近な保険は自動車保険だと思います。任意保険とも呼ばれる自動車保険は、スポーツ保険は比較的内容や補償対象が良く似ています。
どちらも自分自身はもちろんですが、自分以外の第三者へのケガなどに対して補償を行ってくれます。
しかしスキーよりも自動車の方が速度が出る分だけ危険度は高く、死亡や重大な後遺症などが残る可能性があるため、補償内容は大体同じでも補償額が無制限額が設定されているなど、補償額がかなりの高額設定になっているのが自動車向け保険の大きな特徴です。
またその他事故や故障などのトラブル時に対応するレッカー特約、キャンセル特約などの各種特約やロードサービス、電話対応などの独特のサービスが充実しているのも自動車保険の特徴であります。
お薦めのスポーツ保険
スキボダゲレンデジャッカーがお薦めするスポーツ保険やスポーツ保険と同等の保険をご紹介いたします。
Yahoo!ちょこっと保険
Yahoo!ちょこっと保険はスポーツの内容により予め設定されたお薦めのプランから保険の内容を選択できるほか、ここまでで挙げてきた障害、賠償責任、携行品損害などの補償内容や補償額が全て自分で設定できる保険です。
Yahoo!ちょこっと保険では予め補償内容や補償額をセットにして提供しておりますが、障害・賠償・携行品損害・救援費用などのスキーにおける必要な補償がセットになっている最安プランはミディアムセット月額680円~です。しかしセット内容から必要な補償内容や補償額を取捨選択出来るので、自分自身にとって本当に必要な補償を賢く選択できるお薦めの保険です。
実際に私も利用して何度かお世話になっている保険で、事故発生時の対応には丁寧に対応して頂けますし、支払いも迅速に行っていただけるので、初めてのスポーツ保険であればYahoo!ちょこっと保険はお薦めです。
申込はYahoo!プレミアム会員であればオンラインで即日加入できますし、保険の請求、プランの変更なども全てオンラインで手続き可能ですので気軽に加入できます。
Yahoo!ちょこっと保険のスキー・スノーボードプランはこちらをご覧ください。
一日掛け捨て保険
たまにしかやらないスポーツで毎月定額払うのはちょっと、と言う方には一日単位で加入出来る一日掛け捨て保険がお薦めです。一日掛け捨てタイプの保険は携帯キャリヤのドコモ・ソフトバンク・auからそれぞれ提供されています。
内容を下記でまとめてみました。
キャリヤ | ドコモ | ソフトバンク | au |
保険名 | ソフトバンクかんたん保険 | au損保 | |
プランと料金 |
おすすめ:300円 おてがる:410円 しっかり:590円 |
ちょこっと:300円 あんしん:450円 しっかり:600円 |
ブロンズ:262円 シルバー:383円 ゴールド:502円 |
加入条件 |
ドコモユーザーのみ |
ソフトバンクユーザーのみ |
誰でも可 |
いかがでしょうか?お手持ちのスマホからその場で加入できるこれらの保険は意外と補償内容も充実しています。それぞれのコースに補償内容に応じたプランがありますので、リンク先から補償内容を確認して自分の希望に見合ったプランを選択してくださいね。
支払いも月々の支払いと合わせて引き落とされるので手間もかからず楽ちんですので、スポーツ保険に加入していない方は出来るだけ忘れずに加入することをお勧めします。
クレジットカードに付与されている保険
社会人であれば大半の方が利用されているであろうクレジットカードですが、実はあるクレジットカードに各種保険を付与することが出来るのはご存知でしょうか?別途申し込みと月額料金が発生しますが、付与される保険の補償内容は意外と侮れません。
そのクレジットカードはJCBカードです。
もし皆さんがJCBカードをお持ちでしたらJCBトッピング保険を検討してみてください。これはその名前の通り、必要なものを予め決められたプラン内でトッピング出来る保険となっており、ここまででスポーツ保険として必要とされる賠償責任・携行品損害・救援者費用のうち、賠償責任と携行品損害はこの JCBトッピング保険でカバー出来るんです。
JCBカードを持っていれば加入できるJCBトッピング保険の具体的な内容は以下の通りです。
対応する補償 | トッピング内容 | 月額 | 主な補償内容 |
損害賠償 | 日常生活賠償プラン | 150円 | 死亡・後遺障害(交通事故のみ) 100万円 個人賠償責任 1億円 |
携行品損害 | 携行品プラン | 240円 | 死亡・後遺障害(交通事故のみ) 100万円 携行品損害(自己負担額3,000円) 30万円 |
普通傷害 |
旅プラン |
500円 | 死亡・後遺障害 100万円 入院保険金日額 1,000円 |
救援者費用 |
なし |
– | – |
補償額や救援者費用がないことを考えると前述のYahoo!ちょこっと保険の方が充実しているように見えますが、JCBトッピング保険には大きな特徴があります。
- 家族全員が対象
- 示談交渉サービス付
- 日常生活中の事故にも対応
- 加入も解約も自由(月単位の契約)
JCBトッピング保険はご自身の加入だけで家族全員に適用されます。Yahoo!ちょこっと保険では自分のみの補償であることに対して上記の金額で家族全員に適用されるのは家族をお持ちの方には大きな利点であるとも言えます。また万が一の際の示談交渉もカード会社が変わって行ってくれるので、手間を掛けることなく示談交渉が可能となります。
救援者費用がないのが難点ではありますが、ご自身の滑走スタイルやライフスタイルを考慮してメリットが大きい方を検討してみてくださいね。
但しJCBトッピング保険の一番の欠点はJCBカードを持っていないと加入できないと言うことです。
もしJCBカードをお持ちでない場合にはJCB EITカード言う年会費永年無料のカードがあります。年会費が永久に無料なので保険のためにカードを作って使用しなくても問題はありません。是非検討してみてくださいね。
JCB EITカードについては下記のリンクを見てみてくださいね。
スポーツ保険 まとめ
スキボダゲレンデジャッカーで推奨しているスポーツ保険、その詳細について色々ご紹介しました。いかがでしたでしょうか?少しでも必要性を感じて、保険の加入を検討してもらえれば幸いです。
但し、、、保険に入ったからと言って事故や怪我をしなくなるわけではありませんし、万が一の際にも怪我が早く治るわけではありません。ここまでご紹介した内容と大きく矛盾しますが、一番良いのは保険を使うようなことがないです。
スキボダGJでは『実際に滑ってみる』『滑走やトリックの覚え方』などで滑走に対する準備や練習方法を、『スキボは安全?危険?』『スキーボードのプロテクター』などで安全に対する考え方を解説しています。
なるべく保険を使用しないように事故やケガなどが起きないように気を付けてスキーボードを楽しんでくださいね!