スキーボードの魅力

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スキーボードの魅力

スキーボード、ファンスキーの魅力とは一体なんでしょう?

改めて問われると言葉にするのは難しいものですが、スキーボードを始めた人の多くはその楽しさに取り付かれ、スキボから離れられなくなっているようです。

と、そこまで言うのは大げさですが、スキボを体験した大半の人がスキボが楽しいと思ってもらっているのは間違いないようです。

人によってスキーボード、ファンスキーのどこに魅力を感じているかは異なってくると思いますが、一般的に言われるスキボの魅力とされる特徴をあげていきたいと思います。

  • 普通のスキーと比べて安価で購入出来る
  • 板が短く軽量なので持ち運びの負担が少ない
  • 初心者でも扱いやすい
  • 動きやすいので子供にスキーを教えるときに楽
  • 板の貸し借りが容易
  • スキボ仲間との連帯感

こんなところでしょうか?それでは一つずつ解説していきたいと思います。

因みにスキーボードの滑走に関する魅力などは『スキーボードの得手不得手』『スキーボードが出来ること』でも解説していますので、興味がある方はそちらもご覧ください。

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スキーボードは普通のスキーと比べて安価で購入出来る

スキーボード、ファンスキーは普通のスキーと比べて安価で購入できます。もちろん種類によって価格は異なりますが、安いものであれば1万円程度購入することが出来ます。

スキーボードが普通のスキーと比べて安い理由はさまざまありますが、大きな理由のひとつはスキーボードならではの簡易固定式ビンディングにあると言えます。

この簡易固定式ビンディングは、予めスキボの板に取り付けられている専用品です。普通のスキーの解放式ビンディングと異なり構造が非常にシンプルで構成部品も少なく、生産にかかるコストが解放式ビンディングよりもかなり安価になるのです。

一般的な解放式ビンディングの価格はメーカーや性能、用途により異なりますが、1万数千円から3万円程度かかります。ところがスキーボード、ファンスキーの場合はこの価格がゼロになるということになり、これがスキボは安価であることの大きな要因であると言えます。

またちょっと専門的な話に触れますと、スキボは普通のスキーと比べて短いため、生産にかかる材料費が安く済んだり、生産に使用する金型が普通のスキーと比べると小さくて済むので生産にかかる初期コストが抑えられるためと言った理由もあります。

但し『スキーボードのビンディング』でも取り上げますが、近年スキボのビンディングは多様化しています。

その代表格は4x4(フォーバイフォー)式ビンディングです。

これは規格化された取り付け穴をスキボ板に設けることにより、4x4規格のビンディングであればネジ止めにより簡単に取り付け、取り外しが出来ると言うものです。

つまり4x4ビンディングを一つ持っていればビンディングを使い回しすることが可能となるので、価格面では簡易固定式ビンディグのスキーボードと同様に比較的安価で購入が可能となります。

しかしこの規格のスキボはビンディングが付属されていないことが多いので、初回購入時には4x4ビンディングを別途購入しなくてはイケないので注意が必要です。

また昔から専用の解放式ビンディングが取り付けられているスキーボード、ファンスキーは存在しましたが、近年は通常のスキーで使用する解放式ビンディングが取り付け可能なスキボも登場してきています。

スキーボードで解放式ビンディングの使用を考えている場合、こちらも4x4ビンディング規格の板と同様にスキボ板購入時にはビンディングは付属していないので注意が必要となります。

スキーボードは板が短く軽量なので運搬の負担が少ない

普通のスキーは短いものでもおよそ150~160センチはあります。或いはそれよりも長いスキー板も当たり前のように存在しています。日常生活においてこれだけ長いものを運搬する機会は少なく、スキーを持ち運ぶと言うのは意外と大変な労力が必要となります。

これは長年スキーを楽しんでいる人にとっても同様で、比較的スキーの運搬に慣れているスキー愛好者であっても、潜在的には持ち運びの手間と言うのは多かれ少なかれ負担と感じている人が多いように見受けられます。

長年スキーを楽しんでいる人であってもスキーの運搬には負担を感じているのですから、スキー未経験者、或いは年に数度程度しかスキーをしない方にとってはスキー運搬の負担と言うのは思いのほか大きなマイナス要因になっているのではないでしょうか?

スキーの運搬に苦労する理由は長さと重量にあります。

長さは言わずもがなですが、重量と言うのが大きな負担になります。もしスキー板の重量が竹のように軽ければ、周りへの取り回しや収納場所、運搬スペースに気を使うだけで、運搬については今よりも格段に楽になると思います。

しかし時には時速100キロを超える速度を出すことがあるスキーは強度と柔軟性を併せ持つためただの板と言うわけにはいきません。また更にそこにビンディングの重量が加わっているので、運搬時の板の重量は軽いものでも2本1セットでおよそ6キロ程度にはなるでしょう。

ただおよそ6キロ程度であれば成人男性であればさほど問題がないように思われますが、そこに長さが加わると運搬時の安定感を保つのは容易ではなく、重量以上の負担がかかってきてしまいます。

これがスキーボード、ファンスキーとなるとどうでしょうか?

スキーボードの長さは100センチ未満、通常の成人であればせいぜい腰上程度の大きさです。重量はビンディングと合わせてもせいぜい2本で3キロ程度、普通のスキーの約半分です。

6キロと3キロならさほど差はないじゃないか?と思われるかもしれません。しかしこの数キロをただ持ち上げるのではなく運搬すると考えてみてください。しかも通常のスキーは長さに身体が振られる事もありますが、スキボはその短さゆえに端を持って意識的に振り回しでもしない限り身体が振られることはありません。

長くて重いもの(=普通のスキー)と短くて軽いもの(=スキーボード)、どちらが運搬が楽であるかは考えるまでもないと思います。

更に車への積み込みの時にも、普通のスキーでは専用のスキーキャリヤが必要になるのに対して、スキーボード、ファンスキーはトランクや車内にも十分に積み込み可能なのです。

いかがでしょうか?この手軽さはスキーボード、ファンスキーの大きな魅力の一つだと思います。

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スキーボードは初心者でも扱いやすい

スキーの初心者にありがちな意見として以下のような意見があります。

板が言うことを聞いてくれない

いかがですか?誰でも最初は初心者だったわけですが、皆さんもどこかで覚えはありませんか?私自身も同様の思いをしたことがあります。

スキーとは前述のとおり決して軽いものではありませんが、それをコントロールして自分の思うように斜面を滑走することがスキーの醍醐味です。スキーをしたことがない人にはぜひあの爽快感、開放感を体験してもらいたいと思います。

ところがこの爽快感、開放感を体験するためには、ある程度のスキー技術を習得しなくてはいけません。どんな斜面でも楽しんで滑走できる、と言ったレベルにまで至る必要はありませんが、ある程度自由に滑れるようにならないと、爽快感どころかただ辛いだけのスポーツに感じてしまうと思います。

楽しさを実感する前に辛さだけを感じてしまうと、その辛さに挫折してスキーを辞めてしまうということになってしまう方もいるかと思います。

プロを目指すわけではないので徹底した技術を習得する必要はありません。しかしスキーの楽しさを体験するにはある程度の練習を重ねて多少の技術を習得する必要があるのです。

この“ある程度”と言うのは個人差があります。

スキーを楽しむための技術を一日どころか数回の練習で習得する人もいれば丸一日かけてもほとんど滑れない方もいます。この点については個人の運動能力によるものなのでどうしようもないところです。

個人の運動能力に左右されてしまう技術の習得ですが、スキー技術の習得が困難である理由の一つが冒頭で述べたとおり『板が言うことを聞いてくれない』と言うことなのです。

板が言うことを聞いてくれない』のが技術習得を困難にしているのであれば、『板が言うことを聞いてくれる』ようであればどうでしょうか?

初めてスキーをする場合、板の長短にか関わらずスキー板の扱い方を覚えるまでは苦労をしてしまうと思います。しかし扱わなくてはいけない対象が『長くて重いモノ』と『短くて軽いモノ』であれば、どちらが扱いやすいと思いますか?

スキーボード、ファンスキーはスキー初心者に少しでも早くスキーの魅力を感じてもらうにはとても良い選択肢だと思います。

そしてスキーの魅力を感じてもらう人が増えればスキー人口、スキボ人口だけでなく、ウインタースポーツに触れる人が増えて、引いては地域活性化にもつながっていくことになります。

スキーボード、ファンスキーは扱いやすく技術の習得が比較的容易なので、初心者にとっては大きな魅力のあるスキーなのです。

スキーボードは動きやすいので子供にスキーを教えるときに楽

長年スキーを楽しんでいる人もいずれは結婚して子供が授かると思います。そんな時、自分が楽しいと思うことを子供にさせたいと思うのは親の常であると言うのは、子供をお持ちの方であれば大いにうなずける話であると思います。

とは言うものの、スキーと言うスポーツは日常にはない動作が多く、いくら子供は飲み込みが早いと言われていても、いきなり滑れるようになると言うのは少々高望みが過ぎると言うものです。

また仮に滑れるようになっても最初のうちは危うげなことが多く、いざと言うときには直ぐに対処できるようになるべく近くで一緒に滑走するようにした方が良いと思います。

この時の普通のスキーで子供に接近しすぎるのはやや危険であると言えます。

そんな時にスキーボード、ファンスキーです。

家族連れでお父さんがスキーボードを利用しているのは、ゲレンデで実際に多く見受けられる光景です。子供に対して、時には隣に、時には後ろ向きにと、危うげな我が子を守るために忙しく動き回るには、スキーボードは最適の選択だと思います。

もちろん子供と一緒に滑るのに普通のスキーではダメだということではありません。子供がある程度滑れるようになれば、一緒に滑るお父さんはどんなスキーであっても問題はないかと思います。

しかし子供に限らずスキー技術が未熟な人と一緒に滑走する場合、色々と指導したり不慮の事態に備えるにはスキーボード、ファンスキーはベターな選択だと思います。

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スキーボードは板の貸し借りが容易

スキーボード、ファンスキーの簡易固定式ビンディングはスキボの短さと同じく大きな特徴の一つです。この簡易固定式ビンディングの最大の特徴はブーツの取り付けサイズの変更が簡単に行えると言うことです。これは4X4ビンディングであっても同様です。

普通のスキーに取り付けられている解放式ビンディングの場合、取り付けブーツサイズ(=ソールサイズ)を予め設定して取り付けるので、ブーツサイズが異なると使用することが出来ません。ですから貸し借りはもちろんですが、ブーツの買い替えにより万が一ソールサイズが変わってしまった場合には、ビンディングの再調整が必要となります。この再調整は素人では行うことが出来ず、ショップなどに依頼することとなり、余計な出費となってしまいます。

ビンディングのサイズ調整が容易に行えるということは、一台のスキボを仲間内で交代で使いまわすと言った利用方法も可能なのです。

これはスキーボード、ファンスキーに興味はあるけどもいきなり買うのはちょっと、、、と思っている方には大きな魅力であると思います。

スキボ仲間との連帯感

スキーボードはゲレンデではいまだ少数派なのですが、だからこその連帯感、一体感は他のスキーやスノーボードに比べるとかなり大きいと思います。

普段からスキボを愛用している方は特にその傾向が顕著だと思いますが、たまにしかスキボを使わない方も、自分がスキボを履いている時にはゲレンデの中で他にスキボダがいないかどうか、無意識に探したりはしていませんか?

もし他にもスキーボード、ファンスキーを履いている人を見つけたからと言っても特に話しかけたりアイコンタクトを交わすわけではないと思いますが、他にもスキボダがいるだけで何となく仲間意識を感じたりしませんか?

これこそがスキボならではの連帯感なのです。

スキボを履いている人が全てがこの連帯感を感じているわけではないと思いますが、もしかしたら相手もこちらに対して同じスキーボード、ファンスキーを履いている仲間だと言う事を連帯感を感じているかもしれませんね。

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スキーボードの魅力 まとめ

スキーボード、ファンスキーの魅力はいかがでしたか?スキーボードの魅力はスキーボードを実際に体験しないと分からないと言われています。しかし少しでも伝わるようにと色々とあげてみました。もし興味が沸いたならまずは一度試してみてください。

友人などに借りるもよし、ゲレンデでレンタルするもよし、試乗会などで試し履きをするもよしです。スキボダGJのイベントに参加していただければ、数に限りはありますが事前にご連絡頂ければレンタルすることも可能です。ぜひスキーボード、ファンスキーを体験して、その魅力にたっぷりと触れてくださいね。

他にも滑走性能の高さやグラトリなど多数の魅力があるのですが、滑走に関する魅力については『スキーボードが出来ること』で詳しく解説していますので、興味がある方はぜひご覧ください。

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